安田悠先生 個展

安田先生の個展が、東雲のYUKA TSURUNO ギャラリーにて、7月12日まで開催されています。

大きな赤い扉を入り階段を上ると、広々とした空間に真っ白い箱が立ち並んでいて、その一つ一つがギャラリーになっています。

白い壁に囲まれた広いギャラリー空間は、先生の絵が掛けられたことによって、よりいっそうの広がりを感じさせ、冷たいはずの空気も柔らかな温かみを感じました。
作品の前に立つと、描かれた風景が少しづつ広がっていき、小さな作品にも広い世界を感じました。


土曜日は在廊なさっていて、お話を聞くことができました。
学生時代、はじめは風景を写実的な表現で描いていたそうです。けれど、そのうち自分が求めているものが写実では描ききれないと感じ始め、新たな表現を求めていくうちに、今の画風になったそうです。
写実ではなく、かと言って全くの抽象ではない。その狭間〝Between”が、今回の個展のテーマであり、またご自身の画業のテーマになっているそうです。
今後のご活躍が、大いに楽しみです。

なお、虎の門ヒルズに飾られた作品については、居住区の住人のためのエントランスホールに飾られたため、一般には拝見できないのだそうで、非常に残念です。
エントランスホールには、書庫やバーカウンターなどがあり、ホテルのロビーのようだったそうです。行ってみたいですね。
【Yu Yasuda Official Blog】 
虎の門ヒルズのオープニングパーティーの様子と、安田先生の絵をご覧いただけます。

YUKA TSURUNO ギャラリー
臨海線「東雲」駅の改札口を出て左へ、駅を出たら左方向に歩いて行く。ゆで太郎の角を曲がり、日本通運の大きな建物の隣、赤い扉が目印です。

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