春のスケッチ会を、去年に引き続き都立小金井公園内にある江戸東京たてもの園で開催しました。
江戸東京たてもの園は、失われてゆく江戸・東京の歴史的建築物の中で特に文化的価値の高いものを移築し、復元・保存・展示する野外博物館です。すべての建物が以前は住まれ使用されていたもので、中にある調度品や道具なども当時の物が展示されているところもあり、とても味わい深いです。
初めに担当の竹内先生より、スケッチするにあたり描きたいものにポイントを絞って構図を考えようというアドバイスがありました。皆さんうなずきながら園内に散らばっていきました。
園内を回って行くと、皆さんそれぞれ描きたいものや捉え方が違っていて、とてもおもしろいと思いました。
▼「下町中通り」という湯屋を中心とした一画を大きくとらえた臨場感のあるスケッチ
▼洋館とそれを囲む風景を描いた雰囲気のあるスケッチ
▼茅葺きの民家のみを描きながら、その場の空気をも感じさせるスケッチ
▼松と門構えの対比を大胆にとらえた構図がおもしろいスケッチ
▼洋館の窓のみを描いた、デザイン性のあるスケッチ
▼さらっと描いていながらも、描きたいポイントがよくとらえられているスケッチ
▼新緑と青空の中で鳥居の赤が鮮やかなスケッチ
スケッチを終えて最後の講評では、先生はそれぞれの作品の良い所を指摘しながら解説して下さいました。皆さんもそれぞれ励みになるとともに様々な気付きも得られたことと思います。
一日お疲れさまでした。
⇦こちらよりスケッチ会の様子と作品をご覧ください。
◆2024年6月1日江戸東京たてもの園にて