アトリエメンバーによるグループ展を、吉祥寺のgallery re:tailで開催いたしました。
テーマをSONGS(曲)に決めて、それぞれが選んだ曲から生まれたイメージを、S3号の大きさに表現しました。
S3号は、27.3×27.3㎝の正方形で、ＬＰレコードのジャケットとほぼ同じ大きさです。
事前に作品をアトリエの床に並べて、展示のシュミレーションを行いました。
個性豊かな作品達をよりよく見えるように並べるのは、大変難しい作業です。竹内先生の監修でじっくり時間をかけて決めました。
ギャラリーでの設置作業は、アトリエの有志の皆さんにお手伝いいただきました。S3号の正方形のキャンバスやパネルを整然と並べるのは、なかなか大変な作業ですが、皆さん工夫して協力し合って作業してくださいました。なにより皆さんがとても楽しそうだったのが印象的でした。

作品の設置が終わってみると、ひとつひとつの作品が、周囲の作品との相乗効果が加わってより一層よく見えました。また、ギャラリー全体も一つの作品のようでした。
会期中、安田先生による講評会を開催しました。講評会で作者がテーマに選んだ曲をスマホから流した時、絵の世界観がパーッと広がって見えたことに驚きを感じました。作者からのコメントと曲を聴きながら、皆さん熱心に鑑賞していました。

会期中は多くの人にご観覧いただきました。テーマのせいかうきうきするような展覧会だったとのお声もあり、皆さんに楽しんでいただけたようです。
今回は「SONGS」というテーマで作品を描いていただきました。普段は描きたいモチーフを探して描いていただいていますが、今回のように好きな曲を探してそこからモチーフを考えていくというのはまた新たな体験になったかと思います。
本年は、11月末に吉祥寺美術館での展覧会を予定いたしております。益々充実した展覧会にしたいと思っております。
◆『SONGS』展◆
2025年1月14日～19日
gallery re:tailにて