「こども展」レポート

開催中の「こども展」に行きました。
様々な時代・流派の画家達やく50名による、およそ90点の作品が展示されています。

画家達が我が子や親しい子供を描いたものです。
貴族などからの注文で描いたものとは違って、それぞれの絵からは我が子を見つめる画家達の温かい愛情が伝わってきました。
今と違って、生まれた子が皆無事に育つとは限らない時代ですから、我が子の成長を見つめる画家の目もより慈しみ深く感じられます。



左は、ピカソの「ポーランドの衣装を着たクロード」
マトリヨーシカのようで、かわいい絵でした。さすがのピカソも我が子の顔はデフォルメできなかったのでしょうか。
右は、モネが我が子ミッシェルを描いたもの。幼い子は、なかなかじっとしててはくれないので、素早いタッチで描いていますが、キビキビした表情がいいです。
解説には、モデルとなった子供たちの感想も書かれていて、画家の子とはいえモデルはやっぱり嫌だった様子がうかがえるのもおもしろかったです。

※図録を購入しましたので、アトリエでご覧ください。

「こども展」 
森アーツセンターギャラリーにて 4月19日~6月29日
http://www.ntv.co.jp/kodomo/index.html

 

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