油絵やアクリル画の支持体としてのキャンバスですが、市販のものは、主に亜麻を平織りした布に、油絵具のベースとなるリンシードオイルを主体にした油性の白色塗料を塗って作られているので、画面には布目があります。
今回の講座では、普段使うキャンバスの画面とは違った、滑らかでマットな画面とザラザラした画面の2種類の下地の作り方を学び、実習しました。
今回の下地作りの溶液は、マットな下地には”アブソルバン”を、ザラザラ下地には”ジェッソとコースパミスゲル”を使いました。
まずは、担当講師から下地についての解説と、作業のデモンストレーションがあり、皆さん熱心にご覧になっていました。
マットな下地は、刷毛跡が残らないように滑らかに塗っていきます。
間に時間をおいて乾かしながら、数回かけて塗りました。
ザラザラ下地は、一度ジェッソだけを塗ったものの上に、コースパミスゲルを混ぜたジェッソをペインティングナイフを使って塗りました。
この2種類の下地は、油絵・アクリル画・水彩画に対応できます。
今回は、7月のS3号展にも使用できるように、S3号のサイズで実施いたしました。
***2016年2月25日・3月3日***