デッサン初心者のために、基礎的な知識と技術を学ぶ講座を開講しました。
これまでやってきた「イチからはじめるデッサン講座」の内容を凝縮し、
全5回で学ぶ講座です。
1日目、デッサン用具の解説と実践。
鉛筆の種類・削り方・持ち方・塗り方を学んだ後、鉛筆を使ってグラデーションスケールを作ります。
白から黒の間を、5段階・10段階に塗り分けます。
2日目は、遠近法について。
古今東西の有名な作品をスライドで見ながら、様々な遠近法の作例を学びます。
次は、基本的な透視図法や楕円の描き方。
これらは、デッサンばかりでなく絵を描く時も大事な要素となります。
デッサン講座の後半は、立方体のデッサン実習。
これは、学習した透視図法やグラデーションの描き方の応用と実践になります。
先生の解説とデモンストレーションを見る皆さんの目は、真剣そのもの。
真白い石膏の立方体の中で、明暗による色の違いをよく観察し、デッサンします。
皆さん初めのうちはなかなか微妙な差を見極められないのですが、徐々に細かい所まで観察し描けるようになっていきました。
全5回という短い時間ではありましたが、皆さんそれぞれに成果を感じていただけたようで、良い講座になったと思います。
◆『イチからはじめるデッサン講座』2016年10月16日~11月13日(全5回)